フルーティーで濃厚な甘みとコク。その奥に潜むスパイスの香りと、じんわり広がるアルコールの余韻。
今回紹介するのは、ベルギー生まれのビール「サタン・レッド(Satan Red)」です。
初めて飲んだときに印象的だったのは、果実を思わせる豊かな香りと、甘み・苦み・酸味が重なり合う複雑な味わい。アルコール度数は8%と高めですが、口当たりはクリーミーで、思いのほか滑らかです。
個人的には、ベルギービールの定番である「シメイレッド」と共通する魅力も感じました。ただし、飲み比べてみると、それぞれに異なる個性があります。
なお、この記事で紹介する香りや味わいの評価は、あくまで私個人の味覚と感想です。感じ方には個人差がありますので、一つの参考として読んでいただければと思います。
今回は、サタン・レッドの基本情報から実際に飲んだ感想、シメイレッドとの違い、おすすめできる人まで詳しく紹介します。

サタン・レッドの基本情報
サタン・レッドは、ベルギーのブリュワリー・ド・ブロック(Brouwerij De Block)が造るベルジャン・ストロング・エールです。
悪魔をモチーフにした印象的なラベルが特徴で、見た目からも個性が伝わってきます。
| 商品名 | サタン・レッド(Satan Red) |
|---|---|
| 原産国 | ベルギー |
| 醸造所 | ブリュワリー・ド・ブロック |
| ビアスタイル | ベルジャン・ストロング・エール |
| アルコール度数 | 8.0% |
| 内容量 | 330ml |
| 原材料 | 麦芽、ホップ |
| 酒類の分類 | ビール |
アルコール度数は8%。一般的なラガービールと比べると高めですが、サタン・レッドは単にアルコールの強さを楽しむだけのビールではありません。
フルーティーな香り、麦芽由来の甘み、ほどよい苦みが重なった、飲みごたえのある一本です。

サタン・レッドを実際に飲んだ感想
濁りを帯びたルビー色からアンバー色
グラスに注ぐと、濁りを帯びたルビー色からアンバー色を思わせる美しい色合い。
一般的な黄金色のビールとは明らかに異なり、赤みを含んだ深い色合いが印象的です。
名前にある「レッド」のとおり、赤みのある液色がこのビールの個性を視覚的にも表現しています。
見た目からして、じっくり味わいたくなるビールです。

レーズンやダークチェリーを思わせるフルーティーな香り
個人的に印象に残ったのは、レーズンやダークチェリーを思わせる香りです。
熟した果実のような甘いニュアンスがあり、そこにほんのりとスパイスが混じります。
甘さ一辺倒ではなく、どこか落ち着いた複雑さがあるのが面白いところ。
さらに、フレッシュなホップを思わせる香りも感じられます。
濃厚な果実感の中に爽やかさもあり、香りだけでも十分に楽しめる一本です。
濃厚な甘みと果実の酸味、落ち着いた苦み
口に含むと、まず感じるのはフルーティーな甘みと濃厚なコク。
レーズンやダークチェリーを思わせる果実感があり、そこにほんのりとした酸味が加わります。
甘みがしっかりしている一方で、甘ったるさだけが残るわけではありません。
後半にはハーブを思わせる落ち着いた苦みと、ローストしたような香ばしさが顔を出します。
甘み、酸味、苦み、香ばしさ。それぞれが重なり合い、味わいに奥行きを生み出しています。
アルコール度数は8%と高めですが、口当たりはクリーミーで滑らか。数字から想像するほど重たく感じないのも特徴です。
ただし、飲み込んだ後にはアルコール由来の熱感がじんわりと残ります。
この余韻も含めて、サタン・レッドらしい力強さだと思います。
きめ細やかな炭酸と、力強い余韻
炭酸はきめ細やかで、上品な印象です。
刺激が強すぎず、クリーミーな口当たりを邪魔しません。
一方、フィニッシュは意外にも力強いもの。果実の甘みや苦みが残りながら、最後にはアルコールの熱を感じます。
全体的に滑らかな飲み口でありながら、最後は少し荒々しい。
このギャップが、サタン・レッドの面白さではないでしょうか。

サタン・レッドとシメイレッドを比較|似ているけれど個性は違う
サタン・レッドを飲んでいて、ふと思い浮かんだのがシメイレッドです。
もちろん、まったく同じ味わいというわけではありません。ただ、果実を思わせる香りや甘み、苦みの重なり方には、どこか共通する魅力を感じます。
個人的な印象を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | サタン・レッド | シメイレッド |
|---|---|---|
| 香り | 重厚で力強い | 上品でまとまりがある |
| 甘み | 濃厚で存在感がある | 比較的穏やかで上品 |
| 苦み | 力強く、余韻にも残る | 穏やかで調和している印象 |
| 飲み口 | クリーミーで濃厚 | 滑らかで落ち着いている |
| フィニッシュ | アルコールの熱を感じる | 優しく消えていく印象 |
| 全体の印象 | いい意味で荒々しい | 上品でバランスがよい |
私の感覚では、シメイレッドは上品にまとまったベルギービール。一方、サタン・レッドは同じ方向性の魅力を持ちながら、より重厚で、力強さが前面に出ています。
特に違いを感じたのはフィニッシュです。
シメイレッドは飲み込んだ後に優しく余韻が消えていく印象ですが、サタン・レッドはアルコールの熱がじんわりと残ります。
この少し荒々しいところが、むしろ魅力的です。
上品にまとまった味わいを楽しみたいならシメイレッド。濃厚な甘みと力強い余韻を楽しみたいならサタン・レッド。
どちらもベルギービールの魅力を感じられる一本だと思います。
↓シメイレッドの記事はコチラ↓
サタン・レッドはこんな人におすすめ
- フルーティーで濃厚な甘みのあるビールが好きな人
- レーズンやダークチェリーを思わせる香りが好きな人
- 麦芽のコクや複雑な味わいを楽しみたい人
- 甘みだけでなく、苦みやスパイス感も求める人
- アルコール度数の高いベルギービールが好きな人
- シメイレッドが好きで、少し違った個性のビールを試したい人
- 飲みやすさだけでなく、飲み終えた後の余韻も楽しみたい人
特に、シメイレッドのようなベルギービールが好きな人には、一度試してほしい一本です。
似た魅力を感じながらも、サタン・レッドならではの重厚さと力強さを楽しめると思います。
サタン・レッドをおすすめしない人
- 軽くてすっきりしたラガービールが好きな人
- 甘みのあるビールが苦手な人
- アルコール感の少ないビールを求める人
- 苦みやスパイスの複雑な味わいが苦手な人
- アルコール度数の高いビールを避けたい人
サタン・レッドはアルコール度数8%。一般的なビールと同じ感覚で飲むと、思った以上にアルコールを摂取することになります。
また、甘みやコクがしっかりしているため、軽快で爽快な飲み口を求める人には少し方向性が違うかもしれません。
すっきりしたビールを求める人よりも、味わいの深さや余韻を楽しみたい人向けです。
サタン・レッドについてよくある質問
Q. サタン・レッドのアルコール度数は?
A. アルコール度数は8.0%です。一般的なラガービールと比べると高めなので、ゆっくり味わって飲むのがおすすめです。
Q. サタン・レッドはどこの国のビールですか?
A. ベルギーのビールです。ブリュワリー・ド・ブロック(Brouwerij De Block)が製造しています。
Q. サタン・レッドはどんな味ですか?
A. フルーティーな甘みと麦芽のコクが特徴です。個人的にはレーズンやダークチェリーを思わせる香りがあり、スパイス感や穏やかな苦みも楽しめました。
Q. サタン・レッドとシメイレッドは似ていますか?
A. 個人的には、果実を思わせる香りや甘み、苦みの重なり方に共通点を感じます。ただし、サタン・レッドのほうが重厚で力強く、フィニッシュにもアルコールの熱を感じました。シメイレッドはより上品で穏やかな印象です。
Q. サタン・レッドは苦いビールですか?
A. 苦みはありますが、強い苦みだけが前面に出るタイプではありません。フルーティーな甘みやコクとともに、ハーブを思わせる落ち着いた苦みが感じられます。
Q. サタン・レッドの内容量は?
A. 日本で流通している一般的なボトルは330mlです。
まとめ|濃厚な甘みと力強さを楽しめるベルギービール
サタン・レッドは、フルーティーな甘みと濃厚なコク、スパイス感や苦みが重なり合うベルギービールです。
個人的には、レーズンやダークチェリーを思わせる香りが印象的でした。
アルコール度数は8%と高めですが、口当たりはクリーミーで滑らか。きめ細やかな炭酸も心地よく、濃厚でありながら飲み口には意外な軽やかさがあります。
シメイレッドと似た魅力を感じる一方で、サタン・レッドにはより重厚で荒々しい個性があります。
上品にまとまったシメイレッドに対して、サタン・レッドは力強さとアルコールの熱を楽しむビール。
この違いが面白く、どちらも飲みたくなります。
フルーティーな甘みだけでなく、コクや苦み、飲み終えた後の余韻まで楽しみたい人には、ぜひ一度試してほしい一本です。
ベルギービールの奥深さを感じられる、個性豊かなビールでした。
※アルコール度数8%のため、飲み過ぎには注意し、適量を楽しみましょう。
