※この記事の味わいや香りについての感想は、あくまで筆者個人の味覚・嗜好によるものです。感じ方には個人差があります。
ベルギービールというと、個性的で濃厚な味わいを思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、今回飲んでみた「ステラ アルトワ」は、そうしたイメージとは少し違いました。 まず印象に残ったのが、草花を思わせるような上品な香り。
柑橘系やトロピカルフルーツのような華やかさとは違い、私には、野に咲く草花のような自然で清々しい香りに感じられました。 口に含むと麦の旨みが広がり、ほどよい苦みを感じます。
そして、その味わいを引きずることなく、最後はスッと切れていく。
この「香りと麦の旨みを感じさせながら、最後はクリアに切れる」というバランスが、ステラ アルトワの大きな魅力だと感じました。

ステラ アルトワとは?
ステラ アルトワは、ベルギー生まれのラガービールです。
スタイルとしてはブロンド・ピルスナーで、一般的なステラ アルトワのアルコール度数は5%。
公式では、フローラルな香り、バランスの取れた麦芽の甘み、ホップ由来の苦み、ドライな後味が特徴として紹介されています。
私が実際に飲んでみても、特に印象に残ったのはやはり香り。
「ベルギービールだから濃厚」というより、上品な香りとクリアな飲み口を楽しむビールという印象でした。
ステラ アルトワの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ステラ アルトワ(Stella Artois) |
| 原産国 | ベルギー |
| ビールスタイル | ピルスナー系ラガー |
| アルコール度数 | 5% |
| 発祥地 | ベルギー・ルーヴェン |
| ブランドのルーツ | 1366年創業のDen Hoorn醸造所 |
| 特徴 | フローラルな香り、麦芽の旨み、ホップの苦み、ドライでクリアな後味 |
| 容量 | 330mlなど |
| 飲み方 | よく冷やしてグラスに注ぐのがおすすめ |
※容量や原材料などの詳細は、購入する商品のラベル表示をご確認ください。販売地域や商品仕様によって異なる場合があります。

ステラ アルトワの歴史|600年以上の醸造の伝統
ステラ アルトワの歴史を語るうえで欠かせないのが、ベルギーの都市ルーヴェンです。
ブランドのルーツは、1366年にルーヴェンで創業したDen Hoorn醸造所にまでさかのぼります。
その後、1717年にセバスチャン・アルトワが醸造所を買収。
そして1926年、クリスマスを記念するビールとして「Stella」が誕生しました。
「Stella」はラテン語で「星」を意味する言葉。
クリスマスの星をイメージして名付けられたことが、現在のステラ アルトワの名前や星のマークにもつながっています。
こうして見ると、ステラ アルトワは1366年から続くベルギーの醸造の歴史を背景に持つビールだということが分かります。
ステラ アルトワの色合い|透き通った美しい黄金色
グラスに注いでまず目を引くのが、その美しい色合いです。
私が飲んだステラ アルトワは、透き通った明るい黄金色。
白い泡とのコントラストも美しく、いかにもピルスナーらしい清涼感があります。
濁りのあるタイプのベルギービールとは違い、見た目からもスッキリとした味わいを想像させてくれます。
個人的には、この透明感のある黄金色もステラ アルトワの魅力のひとつだと思いました。

ステラ アルトワの香り|一番印象に残ったのは「草花」のような香り
ステラ アルトワを飲んで、私が一番強く印象に残ったのが香りです。
草花のような、上品で自然な香り。
私には、柑橘系の香りとも、トロピカルフルーツのような香りとも少し違って感じられました。
たとえるなら、野に咲く草花。
あるいは、青々とした草原を思わせるような、爽やかで自然な香りです。
もちろん、これはあくまで私自身の感じ方。
ステラ アルトワについて公式にもフローラルな香りが特徴として挙げられているため、「草花のような香り」という私の印象は、ステラ アルトワの特徴のひとつであるフローラルな香りを自分なりに表現したものです。
派手に香るというより、上品にふわっと感じる。
この控えめな華やかさが、とても好印象でした。

ステラ アルトワを飲んだ感想|麦の旨みからクリアなキレへ
実際に飲んでみると、まず麦の旨みを感じます。
香りには草花のようなニュアンスがあり、口に含むと麦の味わいが広がる。
そこにホップ由来の心地よい苦みが加わります。
そして面白いのが、その後。
いつまでも苦みや麦の味が口の中に残るわけではありません。
スッと切れていく。
このキレの良さが非常に気持ちいい。
飲んだ後に余計な味が残らず、口の中がクリアになるような感覚があります。
私がステラ アルトワを飲んで一番気に入ったのは、まさにこの部分です。
心地よい苦みがクリアに引いていく|シャープなキレが気持ちいい
ステラ アルトワには、ほどよい苦みがあります。
ただし、苦みだけが突出しているわけではありません。
麦の旨みや香りを楽しんだ後に、心地よい苦みがスッと引いていきます。
この苦みの引き方が非常にクリア。
重たい余韻を残すというより、シャープに切れていくタイプの苦みだと感じました。
「ビールは苦みが好きだけど、後味が重たいものは苦手」
そんな人にも試してほしい味わいです。
ステラ アルトワとペローニを比較してみた
個人的には、ステラ アルトワを飲んでいて、イタリアの「ペローニ ナストロアズーロ」と少し似た方向性を感じました。
どちらも、重厚なビールというより、スッキリと飲みやすいラガーという印象です。
ただ、香りと飲み口には違いがあります。
| 項目 | ステラ アルトワ | ペローニ |
|---|---|---|
| 香り | 草花・フローラル系に感じる | 柑橘系のニュアンスを感じる |
| 味わい | 麦の旨みと心地よい苦み | 軽快で、ほのかな甘みを感じる |
| キレ | 麦や香りを感じた後にスッと切れる | 軽快でシャープな印象 |
| 印象 | 上品でクリア | 軽やかで爽快 |
| 個人的な印象 | 香りを楽しんでからキレる | 軽快さが先に来る |
私の中では、
ステラ アルトワ=「香りと麦を感じてから、スッと切れる」
ペローニ=「軽快さと爽やかさが先に来る」
という違いです。
どちらが優れているという話ではなく、飲みたい気分によって選び分けたくなる2本です。
特に香りを楽しみながら、最後はスッキリ終わりたいなら、私はステラ アルトワを選びます。
ステラ アルトワはどんな人におすすめ?
① 香りのあるラガービールが好きな人
ステラ アルトワは、ただ苦くてスッキリしているだけのビールではありません。
フローラルな香りを感じながら、麦の旨みとホップの苦みを楽しめます。
香りのあるラガービールを探している人には、一度試してほしいビールです。
② キレの良いビールが好きな人
飲み終わった後に重たい余韻を残したくない人にもおすすめ。
苦みを感じながらも、最後はスッとクリアに切れていきます。
③ 柑橘系・トロピカル系とは違う香りを楽しみたい人
最近は柑橘やトロピカルフルーツを思わせるホップの香りを持つビールも増えています。
それとは少し違う、草花を思わせるような自然な香りが好きなら、ステラ アルトワは面白い選択肢です。
④ 食事と一緒にビールを楽しみたい人
クリアでドライな後味なので、食事と合わせやすいのも魅力。
公式でもシーフードやハードチーズ、乾燥肉などとのペアリングが紹介されています。
個人的には、肉料理や揚げ物など、脂をスッキリ流したい料理にも合わせやすいと感じました。
ステラ アルトワをおすすめしない人
① 濃厚で重たいビールが好きな人
ステラ アルトワは、濃厚な麦芽感や強烈なコクを楽しむタイプのビールとは方向性が違います。
「とにかく濃いビールが飲みたい」という人には、少し物足りないかもしれません。
② 強烈なホップ香を求める人
IPAのような強烈なホップ香を期待すると、ステラ アルトワの香りは穏やかに感じるでしょう。
あくまで上品で自然な香りを楽しむビールだと思います。
③ 甘みの強いビールが好きな人
ステラ アルトワは、甘みを前面に押し出したビールではありません。
麦の旨みは感じますが、後味はドライでスッキリしています。
ステラ アルトワをもっとおいしく楽しむならグラスがおすすめ
ステラ アルトワは、缶や瓶からそのまま飲むより、グラスに注いで楽しむのがおすすめです。
理由はシンプル。
香りを感じやすくなるから。
ステラ アルトワの魅力のひとつは、私が感じた草花のような上品な香り。
グラスに注ぐことで、その香りをより楽しみやすくなります。
また、ステラ アルトワには専用のチャリスグラスがあり、ブランドでは9段階の独自の注ぎ方も紹介されています。
せっかくステラ アルトワを飲むなら、時間があるときにはグラスに注いで、香りからじっくり楽しんでみるのもおすすめです。
ステラ アルトワのよくある質問(FAQ)
Q. ステラ アルトワはどこの国のビール?
ベルギーのビールです。
ルーツはベルギー・ルーヴェンにあるDen Hoorn醸造所にあり、1366年まで歴史をさかのぼることができます。
Q. ステラ アルトワのアルコール度数は?
今回紹介している通常タイプのステラ アルトワは、アルコール度数5%です。
ステラ アルトワにはアルコール度数の異なる商品もあるため、購入時には商品ラベルを確認してください。
Q. ステラ アルトワはどんな味?
麦の旨みとホップの心地よい苦みがあり、後味はドライでクリア。
公式ではフローラルな香りも特徴として挙げられています。
私自身は、特に「野に咲く草花」のような上品な香りが印象に残りました。
Q. ステラ アルトワは苦い?
苦みは感じますが、苦みだけが強く残るタイプではありません。
私の場合は、心地よい苦みを感じた後にスッと引いていく、シャープでクリアな印象でした。
Q. ステラ アルトワはペローニと似ている?
個人的には、どちらも軽快でスッキリ飲めるラガーという点では似ていると感じます。
ただし、私の印象では、ステラ アルトワは草花のような香りと麦の旨みを感じてからキレていくのに対し、ペローニは柑橘系のニュアンスと軽快さがより前面に出ています。
Q. ステラ アルトワはどんな料理に合う?
公式では、シーフードやハードチーズ、乾燥肉などとのペアリングが紹介されています。
個人的には、クリアでドライな後味を活かして、肉料理や揚げ物など、脂のある料理にも合わせやすいと感じました。
食事と一緒に、ビールの香りや苦み、キレを楽しみたい人にも向いていると思います。
ステラ アルトワを飲んでみた総合評価
個人的な評価は、★★★★☆ 4.5 / 5。
特に印象に残ったのは、草花のような上品な香りと、クリアでシャープなキレです。
濃厚で重たいタイプのビールではありません。
しかし、だからこそ食事と合わせやすく、軽快に楽しめる魅力があります。
私が一番気に入ったのは、香りから後味までの流れ。
草花のような香り。
↓
麦の旨み。
↓
心地よい苦み。
↓
そして、スッと消えていくクリアな後味。
この流れが非常にきれいです。
もちろん、味や香りの感じ方には個人差があります。
私自身は、この「香りを楽しんでから、最後はスッと切れる」という飲み口が、ステラ アルトワの大きな魅力だと感じました。
まとめ|ステラ アルトワは「香りを楽しんで、最後はスッと切れる」ビール
ステラ アルトワを実際に飲んでみて、私が一番強く感じたのは草花のような上品な香りでした。
柑橘系やトロピカル系の派手な香りとは違い、野に咲く草花のような自然なニュアンス。
そこから麦の旨みと心地よい苦みが広がり、最後はスッとクリアに切れていきます。
この「香りは上品、味わいはしっかり、後味はシャープ」というバランスが、ステラ アルトワの魅力だと感じました。
ペローニと少し似た軽快さを感じながらも、ステラ アルトワにはステラ アルトワならではの香りとキレがあります。
「スッキリしたビールが好きだけど、香りもしっかり楽しみたい」
そんな人なら、一度味わってみてほしいベルギービールです。
私もまた、食事と一緒にゆっくり飲みたいと思える一本でした。
ステラ アルトワのように、香りや苦み、キレの違いを楽しめるビールはほかにもたくさんあります。
このブログでは、ビールをはじめ、ワインなど、実際に飲んで感じた味わいや香りを、私自身の感想を交えながら紹介しています。
「次はどんなお酒を飲んでみよう?」と思った方は、ぜひこちらもご覧ください。
