※この記事の味わいに関する感想は、あくまで私個人の味覚・嗜好に基づくものです。ビールの感じ方には個人差がありますので、一つの感想として参考にしてください。
黒ビールというと、濃厚で、苦味が強く、どっしりとした飲み応えのあるビールを想像する方も多いのではないでしょうか。
私も黒いビールを見ると、どうしても「重そう」というイメージが先に浮かびます。
ところが、COEDOの「漆黒-Shikkoku-」を飲んでみると、その印象が少し変わります。
見た目は艶やかな深い黒色。
そこから想像する味わいとは対照的に、口に含むと意外なほど軽やかです。
ローストした麦芽を思わせる香ばしさと、ほのかな甘み。
それでいて重たさが残らず、キレのあるすっきりとした後味へと流れていきます。
私が漆黒を飲んでいて特に面白いと感じるのが、この「濃色なのに軽やか」というバランスです。
香ばしさはしっかり感じる。
甘みもある。
なのに、飲み終わったあとはすっと引いていく。
今回は、そんなCOEDO「漆黒-Shikkoku-」を、私なりの感想を交えながら紹介します。

COEDO「漆黒-Shikkoku-」の基本情報
COEDO「漆黒-Shikkoku-」は、埼玉県川越市をルーツとするCOEDO BREWERYの定番ビールの一つです。
COEDOの母体である協同商事は、川越とともに歩みながら有機農業などに取り組み、2006年にクラフトビールブランド「COEDO」をスタートさせました。
漆黒は、その名前のとおり深い黒色が印象的なビール。
ただし、単純に「濃くて重い黒ビール」というわけではありません。
公式では「ブラックラガー(Black Lager)」というビアスタイルに分類されており、ロースト麦芽の香ばしさと軽やかな飲み口が特徴とされています。
私自身も実際に飲んでみて、濃い色から想像するよりも軽やかな飲み心地が印象に残りました。
COEDO 漆黒の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | COEDO 漆黒-Shikkoku- |
| ブルワリー | COEDO BREWERY |
| 拠点 | 埼玉県川越市 |
| ビアスタイル | ブラックラガー(Black Lager) |
| 原材料 | 麦芽(小麦麦芽含む)、ホップ |
| アルコール分 | 5% |
| IBU | 20 |
| 内容量 | 333ml瓶 |
公式の商品情報によると、漆黒は複数の麦芽と2種類のブラックモルトを使用した濃色のビールで、重たすぎないまろやかさと軽やかさのバランスが特徴です。
私が実際に飲んで感じた「黒いのに軽やか」という印象も、このビールの大きな魅力だと感じました。

艶やかな深い黒色と、茶白色の泡
グラスに注いでまず目を引くのが、その色です。
名前の「漆黒」のとおり、非常に深い黒色。
光の当たり方によっては黒の奥にわずかな色のニュアンスを感じますが、基本的には「黒いビール」という言葉がぴったりくる色合いです。
そして、その黒色に浮かぶのが茶白色の細やかな泡。
黒と茶白色のコントラストがとてもきれいで、見た目だけなら、かなり濃厚なビールを想像します。
ところが、ここからが漆黒の面白いところです。
この見た目から想像するほど、飲み口は重くありません。
むしろ、濃色ビールとしては軽やか。
このギャップこそ、漆黒の大きな魅力だと思います。

ロースト麦芽の香ばしさ。上品で複雑な香り
グラスを近づけると、まず感じるのがローストした麦芽を思わせる香ばしさです。
ただ、いわゆる「焦げたような強烈な香ばしさ」という感じではありません。
私が漆黒で好きなのは、この香ばしさが比較的上品に感じられるところ。
香ばしいのですが、香りが前面に出すぎない。
そこに麦芽由来のほのかな甘みを感じさせるニュアンスも加わり、単純なロースト香だけでは終わらない複雑さがあります。
黒ビールらしい香ばしさを楽しみながらも、鼻を刺激するような強さではない。
この繊細さは、漆黒の魅力の一つだと思います。
香ばしさと甘みがあるのに、驚くほどすっきり
口に含むと、まずロースト麦芽を思わせる香ばしさが広がります。
そこに、ほんのりとした甘み。
黒ビールらしいコクも感じます。
ただし、ここで「やっぱり重たい黒ビールなのかな」と思っていると、いい意味で裏切られます。
飲み口は意外なほど軽やか。
香ばしさやコクは感じるのに、それが口の中にずっと残り続けるわけではありません。
スッと引いていく。
そして、最後にはすっきりした印象が残ります。
私が漆黒を飲んでいて一番特徴的だと感じるのは、まさにここです。
「黒ビールらしい香ばしさを持っているのに、黒ビールにありがちな重さがない」
濃い色をしているので、味まで濃厚なのかと思って飲むと、その軽やかさに驚くと思います。
香ばしさと甘みを楽しみながら、最後はキレよく終わる。
このバランスがとてもきれいです。

キレがあり、後味はすっきり
漆黒は、後味のすっきり感も印象的です。
ロースト麦芽の香ばしさや麦芽の甘みを感じたあと、口の中にいつまでも重たい余韻が残るタイプではありません。
むしろ、きれいに切れていく感じ。
そのため、黒ビールを飲みたいけれど、重たいビールは少し苦手という方にも試してほしいと思います。
もちろん、味の感じ方には個人差があります。
私自身は漆黒を飲むと、
「黒ビールらしい香ばしさ」 ↓ 「麦芽の甘みとコク」 ↓ 「すっきりした後味」
という流れを感じます。
この最後の「すっきり」があるからこそ、もう一口飲みたくなる。
濃色ビールなのに、飲み進めやすい理由はここにあるのではないでしょうか。
ベアレンシュバルツと比べると、漆黒は「繊細でクリーン」
黒ビールが好きな方なら、岩手県のベアレン醸造所が造る「シュバルツ」を思い浮かべる方もいるかもしれません。
私自身、COEDOの漆黒を飲んでいると、ベアレンシュバルツと似た方向性を感じることがあります。
どちらもロースト麦芽の香ばしさを楽しめる黒系のラガーですが、飲み比べてみると、私には少し違った個性に感じられます。
あくまで私の味覚による表現ですが、
ベアレンシュバルツは、香ばしさとコクが力強い。
それに対して、
COEDO漆黒は、香ばしさとコクが繊細で、すっきりしている。
そんな違いです。
もっと感覚的に表現するなら、
ベアレンシュバルツが「深煎りのアイスコーヒー」なら、漆黒は「水出しのアイスコーヒー」。
どちらもコーヒーらしい香ばしさを感じるけれど、前者は力強く、後者はすっきりしていて繊細。
もちろん、これはあくまで私個人の感覚的な比較です。
「黒ビールの香ばしさは好きだけど、もう少し軽やかなものが飲みたい」
そんなときに、私は漆黒を選びたくなります。
COEDO 漆黒はこんな飲み方がおすすめ
漆黒は、そのままゆっくり飲むのもいいですが、個人的にはグラスに注いで香りと色を楽しみながら飲むのがおすすめです。
公式でも、少し小さめのグラスへの2度注ぎが提案されています。
また、公式では、カラメルモルトやブラックモルトを使用した濃色系のビールは、温度が高まるにつれて甘みが開いてくると説明されています。
最初はやや冷えた状態で楽しみ、そこから少しずつ温度が変化していく過程で、香りや甘みの変化を楽しんでみるのも面白そうです。
食事と合わせるなら、ローストした肉料理や炭火焼き、デミグラスソース、ナッツなど、香ばしさやコクのある料理との相性が良さそうです。
私なら、焼いた肉料理などと合わせて、食事の後半にゆっくり楽しみたいですね。
また、公式ではカカオニブや黒ゴマ、シナモンなどとの組み合わせも提案されています。
黒ビールというと食事との組み合わせが難しそうに思えますが、漆黒は後味がすっきりしているので、私には料理と合わせやすそうに感じるビールです。
COEDO 漆黒がおすすめの人
COEDO「漆黒」は、次のような方におすすめしたいビールです。
- 黒ビールの香ばしさが好きな人
- ロースト麦芽の風味を楽しみたい人
- 濃色ビールを飲みたいけれど、重たいものは苦手な人
- すっきりした後味の黒ビールを探している人
- 香ばしさだけでなく、麦芽の甘みも楽しみたい人
- ラガーらしいクリーンな飲み口が好きな人
- 普通のピルスナーとは少し違うビールを飲みたい人
- 食事と一緒に楽しめる黒ビールを探している人
特におすすめしたいのは、
「黒ビール=重たい」というイメージを持っている人。
漆黒を飲むと、そのイメージが少し変わるかもしれません。
COEDO 漆黒がおすすめでない人
一方で、漆黒がすべての人に向いているわけではありません。
例えば、
- ロースト麦芽の香ばしさが苦手な人
- 黒ビールの風味そのものが苦手な人
- フルーティーで華やかなホップ香を楽しみたい人
- 強い苦味を求めている人
- 重厚で濃密なスタウトのような味わいを求めている人
には、少し方向性が違うかもしれません。
漆黒はIBU20で、苦味を前面に押し出したタイプではありません。
また、スタウトのような濃厚なボディを期待して飲むと、「思ったより軽い」と感じる可能性があります。
ただ、それこそが漆黒の個性でもあります。
重厚さではなく、香ばしさと甘み、そして軽やかさのバランスを楽しむビールです。
COEDO 漆黒のよくある質問(FAQ)
Q. COEDO漆黒は黒ビールですか?
A. 一般的に「黒ビール」と呼ばれる濃色ビールの一つですが、公式のビアスタイル表記では「ブラックラガー(Black Lager)」です。
Q. アルコール度数は何%ですか?
A. アルコール分は5%です。
Q. 苦味は強いですか?
A. IBUは20です。
私が飲んだ印象では、苦味を強く押し出すタイプというより、ロースト麦芽の香ばしさや麦芽の甘みを楽しむ方向のビールだと感じます。
Q. 重たいビールですか?
A. 見た目ほど重たくありません。
漆黒は、公式にも「重たすぎないまろやかさと軽やかさのバランス」が特徴として紹介されています。
私自身も、香ばしさやコクはしっかり感じる一方で、後味はすっきりしていると感じます。
Q. 黒ビール初心者でも飲みやすいですか?
A. 黒ビール特有のロースト香が苦手でなければ、比較的試しやすいタイプだと思います。
特に「黒ビールを飲んでみたいけれど、重そう」という方には候補に入れてほしい一本です。
Q. どんな料理に合いますか?
A. 公式ではローストした肉料理、炭火焼、デミグラスソース、黒ゴマ、ナッツ、シナモンなどが提案されています。
個人的にも、香ばしい肉料理などとの組み合わせを試してみたいビールです。
Q. COEDOはどこのビールですか?
A. COEDOは、埼玉県川越市をルーツとするクラフトビールブランドです。
COEDOの母体である協同商事は川越とともに歩み、2006年にクラフトビールブランド「COEDO」をスタートしています。
COEDO 漆黒を飲んでみた感想|まとめ
COEDO「漆黒-Shikkoku-」を飲んでいて一番印象に残るのは、
「この見た目で、こんなに軽やかなのか」
ということです。
艶やかな深い黒色。 茶白色の細やかな泡。
見た目だけなら、かなり濃厚で重たいビールを想像します。
ところが実際に飲んでみると、ローストした麦芽の香ばしさとほのかな甘み、ほどよいコクがありながら、飲み口は軽やか。
そして最後はキレよく、すっきりと引いていきます。
私が感じた漆黒の魅力をまとめるなら、
「香ばしいのに重くない」
「甘みとコクがあるのに、後味はすっきり」
「黒ビールらしさを楽しみながら、クリーンに飲める」
というところでしょうか。
ベアレンシュバルツのような香ばしさとコクのある黒系ラガーが好きな方にも、ぜひ一度飲み比べてみてほしいです。
ただし、私の中では両者の方向性は少し違います。
私の感覚では、力強い香ばしさとコクを楽しみたいときはベアレンシュバルツ。
一方で、繊細な香ばしさとすっきりした飲み心地を楽しみたいときには、COEDO漆黒を選びたくなります。
もちろん、これはあくまで私個人の味覚による比較です。
黒ビールは好きだけれど、どっしり重たいタイプは少し苦手。
そんな方にも、一度試してみてほしいビールです。
濃い色と軽やかな飲み口。
このギャップこそが、COEDO「漆黒」の一番面白いところだと思います。
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ビールを中心に、ワインなどのお酒も実際に飲んで感じたことを記事にしています。
味の感じ方は人それぞれだからこそ、スペックだけではなく「実際に飲んでどう感じたか」を大切にしながら紹介しています。
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