はじめに
三重県鳥羽市にある老舗旅館「戸田家」に宿泊してきました。
鳥羽温泉郷を代表する旅館のひとつで、創業は天保元年(1830年)。長い歴史を持ちながら、昔ながらの温泉旅館というだけではなく、バイキング、温泉村、貸切風呂、館内の遊び場など、家族で楽しめる施設がとても充実しています。
今回実際に泊まってみて感じたのは、「ラグジュアリーな宿」というよりも、「子どもと一緒に思い切り楽しめる大型温泉旅館」という魅力です。
客室には多少の年季を感じる部分もありましたが、私が宿泊した部屋はとてもきれいに清掃されていて、気持ちよく過ごせました。
そして何より印象に残ったのが温泉。
とても一泊では入りきれないほどの湯めぐりを楽しめます。
食事も夕食・朝食ともに種類が多く、館内にはゲームやボルダリング、季節のイベントなどもあり、ホテルの中だけで一日過ごせてしまうほど。
今回は、そんな戸田家に実際に宿泊した感想を、写真をたっぷり交えながら紹介します。

戸田家の基本情報
| 施設名 | 戸田家 |
|---|---|
| 住所 | 〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽1丁目24-26 |
| アクセス | 近鉄・JR鳥羽駅から徒歩約3分 |
| 創業 | 天保元年(1830年) |
| 客室数 | 168室 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 10:00 |
| 温泉 | 戸田家温泉村など、男女合わせて13湯+足湯2湯 |
| 無料貸切風呂 | 5か所 |
| 夕食 | しんわダイニング「天・地・海」など |
| 朝食 | 和洋バイキング |
※温泉や食事、館内イベントの内容・営業時間などは宿泊時期やプランによって変更される場合があります。
鳥羽駅からすぐ。歴史を感じる立派な旅館
戸田家は近鉄・JR鳥羽駅から徒歩約3分という、とても便利な場所にあります。
鳥羽観光の拠点としても使いやすく、鳥羽水族館やミキモト真珠島などへもアクセスしやすい立地です。
実際に建物を目の前にすると、まず感じるのが「大きい」ということ。
青空を背景にした外観には老舗旅館らしい風格があり、玄関へ向かうアプローチからも、長い歴史を持つ宿らしい雰囲気が伝わってきます。
館内に入ると、フロントやロビーも広々。
床はきれいに磨かれており、随所に書や調度品などが飾られています。
特に印象に残ったのが、館内に置かれている大型のホールクロック。
こうした昔ながらの調度品が自然に館内へ溶け込んでいて、単に「大きなホテル」というだけではない、老舗旅館ならではの面白さがあります。












贅沢すぎるフリードリンク: 氷でキンキンに冷やされた白ワイン(Herencia Antica)を、開放的なテラスを背景に傾けるひとときは最高のリゾート気分です。
大きな壺で用意された戸田家特製の「冷ぜんざい」や各種ソフトドリンクも嬉しいサービスです。






館内を歩くだけでも楽しい戸田家
戸田家の面白さは、客室や温泉だけではありません。
館内を歩いていると、骨董品や美術品、書、掛け軸、焼き物などが展示されている場所があり、ちょっとした美術館を歩いているような感覚になります。
大皿や屏風、刀剣、時代を感じさせる人形など、さまざまなものが展示されていて、温泉旅館でありながら「館内を散策する楽しさ」があります。







さらに、館内には売店もあります。
あおさや海産物などの伊勢志摩らしい食品をはじめ、松阪牛関連の商品、地酒、クラフトビール、おつまみなど、お土産から部屋飲み用まで幅広く揃っていました。







「観光地でお土産を買い忘れた」という場合にも便利そうです。
カラー浴衣の貸し出しもあり、館内を浴衣で歩く楽しさもあります。

子ども連れなら、かなり楽しめる
今回の宿泊で私が特に感じたのが、
「戸田家は子どもと一緒に来ると強い」
ということです。
館内にはボルダリングなどの遊べるスペースがあり、さらにゲームセンターのような場所もあります。



私が宿泊した時期には射的やビンゴ大会などのイベントも開催されていて、夜まで楽しむことができました。




子どもにとっては、温泉に入って食事をして終わりではありません。
「次は何をしよう?」
と館内を歩き回れる。
これは大型旅館ならではの魅力だと思います。
大人としては、旅行に来たのだから少しゆっくりしたい。
一方で、子どもは元気いっぱい。
そんな家族旅行では、この「館内でいろいろ遊べる」という点がかなりありがたいです。
季節によってはプールなどのイベントも開催されているので、宿泊時期に合わせて館内イベントをチェックしておくと、さらに楽しめると思います。
浮き輪など忘れずに。ウチは忘れていきました…。


宿泊した客室|年季は感じても、とてもきれい
今回泊まった客室は、最新の高級ホテルのようなピカピカの新しさを感じる部屋ではありませんでした。
正直に言えば、ところどころに「年季が入っているな」と感じる部分はあります。
ただ、これは悪い意味ではありません。
むしろ私が好印象だったのは、部屋がとてもきれいに保たれていたことです。
畳や床、水回りなども清潔感があり、古さを感じる部分があっても「汚い」と感じることはありませんでした。
旅館の場合、新築のような新しさだけが快適さではありません。
長い年月を経た建物だからこその落ち着きがあり、それをきちんと手入れして使っている。
今回の客室には、そんな印象を持ちました。







また、窓から鳥羽湾を眺められるのも大きな魅力。
大きな窓の外には鳥羽の海が広がり、船が行き交う景色を見ることができます。
ソファや窓際に座って海を眺めているだけでも、旅行に来たという実感が湧いてきます。
なお、戸田家には南館「きらら」「魚魚夢」、嬉春亭など複数の客室タイプがあり、客室によって眺望や設備、雰囲気が異なります。


夕食は「しんわダイニング 天・地・海」のバイキング
夕食は「しんわダイニング 天・地・海」のバイキング。

ここは今回の宿泊でもかなり楽しみにしていたところです。
特徴は、10mのカウンターキッチンを使ったライブ感のある料理。
焼きたて、揚げたて、作りたての料理が並び、目の前で調理される様子を見ることができます。
なかでも印象的だったのが、地魚の解体ショー。
大きな魚を目の前でさばいていく様子は迫力があります。


刺身や寿司、天ぷらなどの和食だけでなく、ステーキ、ピザ、揚げ物など洋食系も充実。








さらに小鉢やサラダ、デザートまで種類が多く、「何を食べようか」と迷ってしまいます。







子ども向けの料理もしっかり用意されているので、大人だけでなく家族みんなが楽しみやすいバイキングです。

戸田家公式でも、伊勢志摩の海の幸・山の幸を使った料理や、地魚の解体ショー、ライブキッチンでの出来たて料理などを特徴として紹介しています。
私自身、刺身や魚料理を楽しみながら、ビールを飲み、最後はデザートまでしっかりいただきました。







こういう旅館のバイキングは、「好きなものを好きなだけ食べられる」という気楽さがいいですね。





朝食も充実。海鮮丼や炙り干物が楽しい
翌朝の朝食も和洋バイキングです。
朝から料理の種類が多く、目の前で握ってもらえるおむすびや、出来たての玉子料理、焼き魚など、温かい料理を楽しめます。





特に楽しかったのが、自分で好きな具材を盛り付けて作る海鮮丼。
イカやまぐろのたたき、エビ、とびこなどを自分好みに盛り付けて、温泉たまごやとろろを加えることもできます。



また、卓上で干物を炙って食べられるのも面白い。
朝から自分で焼いた魚を食べると、それだけで旅館の朝らしさがあります。


洋食も充実していて、パンやフレンチトーストなども用意されています。







和食派にも洋食派にも対応できるので、家族旅行では特に使いやすい朝食だと思いました。










戸田家の最大の魅力は「温泉」
そして、今回の宿泊で最も印象に残ったのが温泉です。
戸田家には「戸田家温泉村」があり、男女合わせて13湯と足湯2湯を楽しめます。
さらに5つの無料貸切風呂も用意されています。
もう、全部入ろうと思ったら一泊では足りません。
風情のある「湯亭」には、樽風呂や瓶風呂、岩風呂、舟形風呂など、趣の異なる浴槽が用意されています。
竹あかりが灯る回廊を歩いて温泉へ向かう時間も、温泉旅行らしい情緒があってよかったです。
夜になると雰囲気がさらに変わり、昼間とは違った楽しさがあります。
そして、湯上がりに飲む瓶牛乳も最高でした。
こういうところで飲む牛乳は、なぜか普段より美味しく感じます。


戸田家公式によれば、温泉村の露天風呂は24時間利用でき、無料貸切風呂も空いていれば予約なしで利用できる仕組みです。
「温泉に入るために戸田家へ行く」という目的でも、十分に成立する宿だと思います。







夜は花火。最後まで飽きさせない
私が宿泊した時期には、夜のイベントや花火もありました。
昼間はボルダリングや館内散策、夕食ではバイキング、その後はゲームやビンゴなど。



さらに最後に花火。



子どもからすると、かなり忙しい一日です(笑)。
でも、その「次から次へと楽しみが出てくる」感じこそ、戸田家の魅力なのだと思います。
温泉旅館というと、静かに過ごす大人向けの宿を想像する人も多いと思います。
戸田家はもちろん温泉でゆっくりできますが、それだけではありません。
家族でワイワイ楽しむ旅行にも向いています。
帰りのレトロな送迎バスも印象的だった
鳥羽駅との送迎には、赤いレトロなバスが使われています。
このバスがなかなか味わい深い。
クラシックな外観とモケットシートが印象的で、普通の送迎バスとは違った旅情があります。
ただし、私が乗ったときは真夏だったこともあり、車内はかなり暑かったです。
窓から入ってくる風を感じながらの移動は、ある意味で忘れられない思い出になりました(笑)。
快適性だけを考えれば現代的なバスのほうがいいのでしょうが、旅の思い出としては、こういう「ちょっとしたクセ」があるほうが後から思い出したりします。
戸田家公式でも、鳥羽駅からの送迎について案内されています。


戸田家はラグジュアリーなのか?実際に泊まって感じたこと
最後に、戸田家を「ラグジュアリーな宿か?」と聞かれたら、私は少し違うと思います。
もちろん、上質な客室や会席料理など、贅沢な滞在を楽しめるプランもあります。
ただ、今回私が泊まって感じた戸田家の魅力は、そこではありませんでした。
私が感じたのは、
「家族みんなで一日中楽しめる、懐の深い大型温泉旅館」
ということです。
客室には多少の年季を感じるところもありました。
でも、清掃はしっかりされていて、気持ちよく過ごせました。
温泉は、とにかく種類が多い。
食事は、夕食も朝食も選ぶ楽しさがある。
館内には美術品や調度品があり、歩いているだけでも楽しい。
子ども向けの遊びやイベントもある。
そして鳥羽湾を望むロケーションもいい。
これだけ揃っていると、宿泊中に「次は何をしよう」と考えるのが楽しくなります。
まとめ|子ども連れの鳥羽旅行なら、かなりおすすめ
実際に戸田家に泊まってみて、私が一番強く感じたのは、
「子どもと一緒に楽しむなら、かなりいい宿だな」
ということでした。
いわゆる高級旅館のような静けさや洗練だけを求める人には、少し方向性が違うかもしれません。
一方で、
「温泉をたくさん楽しみたい」
「夕食は好きなものを好きなだけ食べたい」
「子どもが退屈しない宿がいい」
「館内だけでも楽しめる旅館に泊まりたい」
という人には、かなり相性がいいと思います。
特に温泉の充実ぶりは圧倒的。
13湯+足湯2湯、さらに5つの無料貸切風呂という規模なので、温泉好きなら一泊では本当に入りきれないほどです。
そして、今回泊まった部屋についても、私は十分満足でした。
年季は感じても、きれいに手入れされている。
これは老舗旅館だからこその良さだと思います。
豪華絢爛なラグジュアリー旅館というより、長い歴史を持ちながら、家族旅行に必要な「楽しさ」をしっかり詰め込んだ宿。
それが私が実際に泊まって感じた戸田家です。
鳥羽で「温泉も、食事も、遊びも全部楽しみたい」という方なら、一度泊まってみる価値のある旅館だと思います。
※本記事は実際に戸田家へ宿泊した際の個人的な感想をもとに作成しています。館内施設、食事内容、イベント、営業時間などは宿泊時期やプランによって変更される場合があります。最新情報は宿泊前に戸田家公式サイトでご確認ください。
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