色鮮やかな色彩が代名詞のヘレンド。
しかし、そのラインナップの中で異彩を放つ「黒」があります。
今回ご紹介するのは、私が愛してやまないブランド、ヘレンドの「アポニーブラック(プラチナ)」です。
アポニー伯爵の急な要望から生まれたという歴史を持ちつつ、今なお現代の食卓にモダンな風を吹き込むこのシリーズ。
あえて色を削ぎ落とした「至高のモノトーン」が、静寂と贅沢をもたらしてくれます。



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【お部屋を彩る魅力的なカップ&ソーサー】コレクションのススメ
ヘレンドの魅力
ヘレンドの魅力は、型に嵌まらない「筆先の呼吸」にあります。
均一な転写プリントとは異なり、手描きのアポニーには、職人が筆を走らせた際の勢いと、微細な濃淡が宿っています。
また、他ブランドの滑らかな感触に比べ、ヘレンドの白磁には指先に吸い付くような感触と、バスケット編みの繊細な凹凸による心地よい「抵抗」があります。
このわずかな揺らぎが、本物だけが持つ質感なのです。
アポニーシリーズの特徴
アポニーシリーズは「インドの華」の柄を元に、要素をシンプルにしたデザインです。
中央に花と葉が描かれており、洗練された印象です。
有名な話ですが、1860年代後半、アポニー伯爵の急なパーティーのために、ヘレンドが「インドの華」の一部を簡略化して制作したのが始まりです。
この応急的な柄が、後に世界中で人気を博すことになります。
定番の「アポニー・グリーン」のほか、オレンジ、ピンク、ブルーなど、さまざまな色のバリエーションがあり、自分の好きな色をコレクションして楽しむことができるのも魅力です。
アポニーブラックプラチナ
白磁に黒で描かれた図柄が、光沢感のあるプラチナ彩で装飾されたスタイリッシュな配色。
ヘレンドといえば色鮮やかなイメージが強いですが、あえてブラック(あるいはダークグレー)の単色で描かれたこのデザインは「大人の贅沢」を感じさせます。
色の情報が削ぎ落とされている分、手描きの繊細なタッチが際立っていて、見ているだけで背筋が伸びるような美しさです。
白磁と黒色が相性がよく美しいです。
この黒色も濃すぎず薄すぎず、絶妙な色味でなんとも上品です。
可愛らしさと気品が見事に両立しています。
造形美
カップの縁の緩やかな波打ちと、バスケット編みのエンボス加工(リボンのような地模様)が、光を柔らかく反射しています。
この立体感こそが、最高級磁器ならではの質感を物語っています。
資産価値
ヘレンドの磁器は単なる食器を超えて「資産」としての側面を持ちます。
近年の原材料高騰や職人不足により、定価は上昇傾向にあり、それに伴い中古価格も上昇しています。
また、アポニーシリーズは定番の人気がある図柄で中古市場でも値崩れしにくいです。
本物は時を経ても色褪せず、次世代へ受け継ぐ価値を持つのです。
自分へのご褒美にも贈答品にも
アポニーブラックはその普遍的な美しさから自分自身の感性を磨く一生モノのご褒美として最適です。
一方で、黒と白の洗練された配色は、大切な方への贈答品としても間違いのないものです。
流行に左右されない品格は送る側の審美眼をも伝えてくれます。
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良い器は、眺めているだけで心が整うものです。今回ご紹介したアポニーブラックも、我が家のカップ棚の一角で、ひときわ静かな存在感を放っています。下記の記事では、私がこれまで大切に集めてきたお気に入りのカップたちと、それらを美しく飾るための「棚」へのこだわりをまとめています。もしよろしければ、あわせて覗いてみてください。【お部屋を彩る魅力的なカップ&ソーサー】コレクションのススメはこちら


