なんで私が不倫の子【両親からの自立】【ハミ山クリニカ】異色の漫画です。

ハミ山クリニカ(著)【なんで私が不倫の子】

↓↓前作はこちら↓↓
汚部屋そだちの東大生【共依存からの脱出】異彩を放つ漫画です

ポイント

前作【汚部屋そだちの東大生】の汚部屋の原因や当時の環境についてフォーカスした内容。

特に「パパ」についての記載は前作より多い。

劣等感の原因はパパとママの・・・私たち家族の成り立ちにあった。

大好きだったパパは、実は卑怯な男だった。
私を支配していたママは、実はひとりぼっちだった。

この親子を追体験しているような感覚に陥ります。

不遇な境遇の漫画とか映画とか好きなんですw

今回は漫画【なんで私が不倫の子】について紹介したいと思います。

半自伝的な物語

前作【汚部屋暮らしの東大生】は汚部屋暮らしの異常性や、母親からの自立がメインの物語でした。

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汚部屋そだちの東大生【共依存からの脱出】異彩を放つ漫画です

今作は、①汚部屋と母親から脱却した後の葛藤②汚部屋となった背景や当時の環境、に焦点を当てています。

著者の思考力や言語化が秀逸です。

感情的にならずに自身や親を客観的に捉えています。

感情をうまく整理し、言語化しているので、すんなりと伝わってくるのです。

さらに、絵も見やすく、重たい内容ですが読みやすいです。

終盤で両親と自分に対する答えを出していたことは素晴らしい。

ニカちゃん

東京芸大中退後、東大合格という非凡な主人公。

そんな輝かしい経歴も母親に従った結果だとむしろ劣等感を感じている。

パパとママの不倫の子。

パパとママを冷静に捉え、やがて人生を切り開く。

ママ

パパとは不倫関係にあった。

主人公への理想が強過ぎて、支配し操ろうとする。

子どもとの「境界線」がなく、いつまでも一緒にいようとする。

怖さがジワリと寄ってきてドキドキします⋯。

主人公が小さい頃はパパが自宅によく来ていて、部屋は片付けされていた。

だんだん、パパが来る頻度が減るにつれて、家は汚部屋となっていく⋯

これについて主人公は、汚部屋については「物にまつわる思い出を手放せないところにあることが多い」、「母は幸せだった頃のまま時間を止めようとしていたのではないか」と分析します。

主人公の交友関係にケチをつけたり、宿題に勝手に手を加えたりと過干渉。

これについても、「課題が評価されることで、自分が評価が評価された気になっていたのではないか」と分析します。

また、難癖をつけて主人公を追い込む場面も多い。

子どもは悲しさや悔しさのはけ口であり、現実を打開するための唯一の武器、希望だったのです。

パパ

全ての根源。

個人的にはめっちゃ嫌いですこの人。

分かっているのに、表面だけ優しく繕い、見ないふり😡

そして、自分は安全圏にいる。イライラ⋯。

ママとは愛人関係。

主人公は幼いころはパパが大好きで、パパと一緒に過ごしたいと願います。

しかし、次第に父様が優しくも、家庭に対して卑怯な男性であったことを認識していきます。

感想

主人公の心情が分かりやすい言葉に変換され、ちゃんと伝わってくるので、ときどき苦しい気持ちにもなります。

主人公の様に、自身の過ごしてきた日常を正確に辿り、冷静に捉え、分析することが頭の中のモヤモヤをはらうのに必要なのですが、なかなか一般人には難しいかもしれませんね⋯

最後の「バイバイ!」の主人公の顔が吹っ切れた感じで良いですね。

自分の道は自分で切り開いていくものだと改めて思わせてくれる一冊でした。

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